目黒駅と目黒川をつなぐ傾斜地に位置し、約4.5mの高低差という敷地の制約を、住空間の豊かさへと転換したプロジェクトです。単一な価値観による合理性ではなく、多様な暮らしに応える包容力を都市住宅に求め、傾斜地の地形そのものをデザインの起点としました。
地下から屋上まで、光の入り方・視線の抜け方・外部との関係性が段階的に変化する断面構成を採用。地層のように異なる居場所を重ねながら、ドライエリアで採光と通風を確保した地階メゾネット住戸、落ち着きと奥行きを持つ中層フラット住戸、テラスから街と空を望むトリプレット型住戸——15戸に対して13タイプという多様な住まい方を実現しています。
緑豊かなピロティが街との接点となり、建築と植栽が一体となった佇まいは、目黒という土地に静かに根ざします。DBJ Green Building認証・BELS認証・CASBEE認証の3つを取得し、居住環境の質と長期的な不動産価値を両立。地形が持つ個性を読み解き、都市の中に自分らしい居場所を選べる暮らしを生み出しています。